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紳士は金髪がお好き (名作映画完全セリフ集―スクリーンプレイ・シリーズ)

アニタ・ルース
単行本
フォーインスクリーンプレイ事業部
179ページ
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紳士は金髪がお好き (1982年)

アニタ・ルース
常盤 新平

大和書房
208ページ
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殿方は金髪がお好き (1982年) (アール・デコ文学双書)

アニタ・ルース
秦 豊吉

奢霸都館
249ページ
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書籍の詳細

紳士は金髪がお好き

紳士は金髪がお好き』(しんしは きんぱつが おすき、Gentlemen Prefer Blondes)は、1953年にアメリカで公開されたミュージカル・コメディ映画。アニタ・ルースによる1925年出版の同名小説を原作とした1949年初演の同名ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した作品である。原作小説発表から翌年には戯曲化され、1928年にはルス・テーラー、アリス・ホワイト、フォード・スターリング主演で同名のサイレント映画が制作されている。またルースは続編に『されど紳士はブルネットと結婚する』という題名の小説を1927年に著しており、こちらは1953年版『紳士は金髪がお好き』の続編として1955年に同名映画がジェーン・ラッセル、ジャンヌ・クライン主演で映画化されている。

作品中に著作権表示があるものの、リニュー(著作権更新手続き)が事務的な理由から行われず、その結果作品公開当時のアメリカ著作権法によって権利放棄とみなされ、現在アメリカにおいてはパブリックドメイン扱いとなっている珍しい作品。このため、ウィキメディア・コモンズに数多くのスクリーンショットがアップロードされている。映画の一場面が、マドンナの「マテリアル・ガール」のミュージック・ビデオでオマージュされている。

ストーリー

ニューヨークで舞台に立つショー・ガールのローレライ(マリリン・モンロー)は、ダイヤモンドや『お金持ち』に目がない金髪美人。富豪の御曹司ガスは、ローレライに魅了され、パリで結婚式を挙げるために豪華客船を予約した。しかし、ガスの父親は結婚に大反対。ガスは船に乗れなくなってしまった。ローレライはガスの代わりに、ショーの相棒で幼なじみの親友ドロシー(ジェーン・ラッセル)とパリに行くことに。ドロシーはしっかり者だが惚れっぽく、お金が無くても『いい男』であることが大事な黒髪の美人だった。

船が出港すると、さっそくドロシー用の資産家の乗客を物色するローレライ。ドロシーはハンサムだが裕福ではなさそうなマローンと意気投合。しかし、実はマローンはガスの父親が雇った私立探偵だった。

ダイヤモンド鉱山の所有者ビークマン卿の夫人は、豪華なダイヤのティアラが自慢だった。そのティアラに目がくらみ、ビークマン卿に接近するローレライ。ローレライとビークマン卿の関係はスキャンダルになりかけたが、ドロシーの協力もあって何とか無事に収まった。解決のお礼として、渋るビークマン卿からティアラをもらうローレライ。

ビークマン夫人は、ティアラをローレライに盗まれたと大騒ぎ。ティアラを返そうにも、なぜかティアラはなくなっていた。ドロシーは問題解決のための時間稼ぎに、金髪のかつらを被ってローレライになりすまし、裁判に出廷した。

ティアラは無事に発見され、偽物のローレライ(ドロシー)は無罪放免となった。ガスの父親も、本物のローレライと知り合うと、彼女のファンになってしまった。こうしてローレライは『お金持ち』のガスと、ドロシーは『いい男』のマローンと、望み通りの結婚式を挙げるのだった。

キャスト

  • フジテレビ版 - 「ゴールデン洋画劇場」放映 ※2015年9月2日発売の『吹替の名盤』シリーズ <テレビ吹替音声収録>HDリマスター版DVDに収録(約72分)
※フジテレビ版は2017年1月16日にWOWOWでカット部分を追加録音した吹替補完版が放送。その際故人などの各声優の部分は別の声優が代役を務めている。

トリビア

20世紀フォックスはベティ・グレイブルを主演とするつもりで映画化権を買ったが、マリリン・モンロー主演の『ナイアガラ』が成功したことで、グレイブルよりギャラの安いモンローを起用することにした。当時のギャラは、グレイブルが映画1本あたり$150,000だったのに対し、モンローは$18,000だった。撮影は1952年11月17日から1953年1月22日まで行なわれ、更に1953年2月に追加撮影が行なわれた。

ジェーン・ラッセルが「Ain't There Anyone Here for Love?」の終盤でプールに落ちたのはアクシデントであり、意図したものではなかった。

無名時代のジョージ・チャキリスとハリー・ケリー・ジュニアが端役で出演している。

アニタ・ルースの原作小説は、1928年にもサイレント映画として映像化されているが、フィルムは現存していない。

日本では舞台版が1996年11月に上演された。

『ダイアモンドは女の親友』

『ダイアモンドは女の親友』は本作で使用されている楽曲で最も有名なものの一つである。ピンクのドレスを着たモンロー演じるローレライが、真紅のステージで燕尾服に盛装した多数の紳士らに取り囲まれ、傅かれ、愛の象徴であるハートのプレートを示され、最後に宝石を差し出されるなか、場所がパリに因み『ラ・マルセイエーズ』の冒頭のフレーズで「フランス人は愛のために戦うという。愛のために死ぬのに喜びを見出すのね…でも私は宝石をくれる生きた男が好きなの」と歌いだし「キスは素晴らしいけれど、家賃や食費にならないわね…女が年をとれば男たちは見限るけれど、ダイアモンドはずっとそばにいてくれる…ダイアモンドは女の親友よ」などと高らかに歌い上げ、愛より富を欲することを宣言する。

ジュール・スタイン作詞、レオ・ロビン作曲の本楽曲は1949年のミュージカルでローレライを演じたキャロル・チャニングが歌唱したのが初演である。しかし現在では映画での印象的な場面でマリリン・モンローの歌として知られている。

この場面は、本作を象徴する場面であり本作を紹介する際にはしばしば取り上げられる。また、前述のようにマドンナの『マテリアル・ガール』のミュージックビデオにもオマージュされたほか、2001年の映画『ムーランルージュ』ではニコール・キッドマン演じるヒロインが歌詞の一部を変えて歌唱している。またミュージカルナンバーとしてカイリー・ミノーグ、ニコール・シャージンガーの女性歌手やテレビドラマ『glee/グリー』の作中などに多数カバーされているが、コンサートなどでの演出ではピンクのドレスに身を包み男たちを従えて歌うという本作の場面のオマージュがなされることが多い。

モンローはほとんどの映画で自分で歌唱していたが、本作においては歌詞のない冒頭の高音部分のフレーズはマーニ・ニクソンが担当した。 本楽曲はアメリカン・フィルム・インスティチュートで「映画史上の12大映画楽曲」にリストアップされている。

参考文献

関連項目

  • 紳士は金髪がお好き (1928年の映画)
  • セルロイド・クローゼット

外部リンク

  • 紳士は金髪がお好き - allcinema
  • 紳士は金髪がお好き - KINENOTE
  • Gentlemen Prefer Blondes - AllMovie(英語)
  • Gentlemen Prefer Blondes - インターネット・ムービー・データベース(英語)
  • Gentlemen Prefer Blondes - TCM Movie Database(英語)
  • Gentlemen Prefer Blondes - Rotten Tomatoes(英語)


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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