Readerz.Netトップページに戻る | 前のページに戻る

該当商品
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
幻滅 ― メディア戦記 上 (バルザック「人間喜劇」セレクション <第4巻>)

バルザック
単行本
藤原書店
480ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
十三人組物語 バルザック「人間喜劇」セレクション

バルザック
鹿島 茂
単行本
藤原書店
533ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
従兄ポンス―収集家の悲劇 (バルザック「人間喜劇」セレクション)

オノレ・ド・バルザック
単行本
藤原書店
496ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
従妹ベット 上 (バルザック「人間喜劇」セレクション <第11巻>)

バルザック
単行本
藤原書店
346ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
従妹ベット 下 (バルザック「人間喜劇」セレクション <第12巻>)

バルザック
単行本
藤原書店
348ページ
書籍の詳細

人間喜劇

人間喜劇』(にんげんきげき、La Comédie humaine)は、フランスの文学者オノレ・ド・バルザックの作品群の総称。

経緯

『人間喜劇』の構想は、バルザックによって1842年に初めて発表された。構想自体は1830年代ごろからあったらしい。1834年に彼はその著作全体を、「19世紀風俗研究」、「哲学的研究」、「分析的研究」に分けて体系化することを考え始め、そして同年に執筆を開始した『ゴリオ爺さん』において、後述する「人物再登場法」を用い始めている。その後、1846年には『エポック』の当初の構想に変更を加え、執筆予定作品を含めた『人間喜劇』の総体系を発表した。しかし、1850年にバルザックが死去したことで結局、『人間喜劇』を終結させることはできず、執筆予定作品も50作品余りが残った。

特徴

『人間喜劇』に属する作品は、「Aの作品の脇役がBの作品の主人公になる」といった人物再登場法と呼ばれる手法を用いて、相互に関係づけられている。それによって、あらゆる階層、あらゆる人間を描いて19世紀のフランス社会を壮大に映し出している。作品は細かく分類・整理されており、具体的には風俗研究・哲学的研究・分析的研究の3つに分類されている。

人間喜劇の一覧と登場人物

1842年当時の体系に従って分類した

風俗研究

私生活風景

  • 毬打つ猫の店(fr:La Maison du chat-qui-pelote)
  • ソーの舞踏会(fr:Le Bal de Sceaux)
  • 二人の若妻の手記(Mémoires de deux jeunes mariées)
  • 財布(La Bourse)
  • モデスト・ミニョン(Modeste Mignon)
  • 人生への門出(Un début dans la vie)
  • アルベール・サヴァリュス(Albert Savarus)
  • ラ・ヴェンデッタ(La Vendetta)
  • 二重家族(Une double famille)
  • 夫婦の平和(La Paix du ménage)
  • フィルミアニ夫人(Madame Firmiani)
  • 女性研究(Étude de femme)
  • 偽りの愛人(La Fausse maîtresse)
  • イヴの娘(Une fille d'Ève)
  • ことづて(Le Message)
  • 柘榴屋敷(La Grenadière)
  • 捨てられた女(La Femme abandonnée)
  • オノリーヌ(Honorine)
  • ベアトリクス(Béatrix)
  • ゴプセック(Gobseck)
  • 三十女(La Femme de trente ans)
  • ゴリオ爺さん(Le Père Goriot)
  • シャベール大佐(Le Colonel Chabert)
  • 無神論者のミサ(La Messe de l'athée)
  • 禁治産(L'Interdiction)
  • 結婚契約(Le Contrat de mariage)
  • 続・女性研究(Autre étude de femme)

地方生活風景

  • ユルシュール・ミルエ(Ursule Mirouët)
  • ウジェニー・グランデ(Eugénie Grandet)
  • ピエレット(Pierrette)
  • ツールの司祭(Le Curé de Tours)
  • ラブイユーズ(La Rabouilleuse)
  • 名うてのゴディサール(L'Illustre Gaudissart)
  • 田舎ミューズ(La Muse du département)
  • 老嬢(La Vieille Fille)
  • 骨董室(Le Cabinet des Antiques)
  • 幻滅(Illusions perdues)
    • 二人の詩人 (fr)
    • パリにおける地方の偉人 (fr)
    • 発明家の苦悩 (エーヴとダヴィッド) (fr)

パリ生活風景

  • 十三人組物語(Histoire des Treize)
    • デヴォラン組頭領フェラギュス(Ferragus, chef des Devorants)
    • ランジェ公爵夫人(La Duchesse de Langeais)
    • 金色の眼の娘(La Fille aux yeux d'or)
  • セザール・ビロトー(Histoire de la grandeur et de la décadence de César Birotteau)
  • ニュシンゲン銀行(La Maison Nucingen)
  • 娼婦盛衰記(Splendeurs et misères des courtisanes)
  • カディニャン公妃の秘密(Les Secrets de la princesse de Cadignan)
  • ファチーノ・カーネ(Facino Cane)
  • サラジーヌ(Sarrasine)
  • ピエール・グラスー(Pierre Grassou)
  • 従妹ベット(La Cousine Bette)
    • リズベット・フィッシェル(従妹ベット)=40歳を過ぎた未婚の老譲で醜女。従妹で美人のアドリーヌ・ユロに激しい嫉妬心をもち、ベットが保護していた年下の彫刻家ヴェンツェスラス・シタインボックがアドリーヌの娘オルタンスと結婚してしまったことをきっかけにユロ家に対する復讐の鬼と化した。
    • エクトル・ユロ男爵=女遊びに財産を蕩尽してしまい、貞淑で信仰心の厚い妻のアドリーヌ、謹厳な兄のユロ将軍、実直な弁護士である息子のヴィクトランなどに測り知れない災厄をもたらした。遊び相手の女は女優のジェニー・カディーヌやジョゼファ・ミラー、人妻のヴァレリー・マルネフ、破産した後もオランプ・ビジョー、エロディ、アタラ・ジュディチなどにうつつを抜かし続けた。
    • セレスタン・クルヴェル=香料商人から成り上がりパリ区長となった男。娘のセレスティーヌ・クルヴェルはエクトール・ユロの息子ヴィクトランの妻であるが、自分の愛人ジョゼファ・ミラーをエクトル・ユロに奪われたことに恨みをもち、ユロの妻アドリーヌを誘惑しようとしたり、人妻のヴァレリー・マルネフをエクトル・ユロと競い合ったりした。
    • ヴァレリー・マルネフ=小役人マルネフの妻。夫の出世の見返りにエクトール・ユロの愛人となったが、他にもセレスタン・クルヴェル、ヴェンツェスラス・シタインボックなどを愛人として手玉に取った。従妹ベットと共謀してユロ家に対する復讐に加担した。ユロ家の破綻を防ごうとしたヴィクトラン・ユロが密かに雇ったヌーリッソン婆さんの手で毒を盛られて悲惨な最後を遂げた。
  • 従兄ポンス(Le Cousin Pons)
  • 実業家(Un homme d'affaires)
  • ボエームの王(Un prince de la bohème)
  • ゴディサール二世(Gaudissart II)
  • 平役人(Les Employés ou la Femme supérieure)
  • そうとは知らぬ喜劇役者たち(Les Comédiens sans le savoir)
  • プチ・ブルジョア(Les Petits Bourgeois)
  • 現代史の裏面(L'Envers de l'histoire contemporaine)

政治生活風景

  • 恐怖時代の一挿話(Un épisode sous la Terreur)
  • 暗黒事件(Une ténébreuse affaire)
  • アルシの代議士(Le Député d'Arcis)
  • Z・マルカス(Z. Marcas)

軍隊生活風景

  • ふくろう党(Les Chouans)
  • 砂漠の情熱(Une passion dans le désert)

田園生活風景

  • 農民(Les Paysans)
  • 田舎医者(Le Médecin de campagne)
  • 村の司祭(Le Curé de village)
  • 谷間の百合(Le Lys dans la vallée)

哲学的研究

  • あら皮(La Peau de chagrin)
  • フランドルのキリスト(Jésus-Christ en Flandre)
  • 神と和解したメルモス(Melmoth réconcilié)
  • 知られざる傑作(Le Chef-d'œuvre inconnu)
  • ガンバラ(Gambara)
  • マッシミルラ・ドーニ(Massimilla Doni)
  • 絶対の探求(La Recherche de l'absolu)
  • 呪われた子(L'Enfant maudit)
  • アデュー(Adieu)
  • マラナの女たち(Les Marana)
  • 徴募兵(Le Réquisitionnaire)
  • エル・ヴェルデュゴ(El Verdugo)
  • 海辺の悲劇(Un drame au bord de la mer)
  • コルネリュス卿(Maître Cornélius)
  • 赤い宿屋(L'Auberge rouge)
  • カトリーヌ・ド・メディシスのこと(Sur Catherine de Médicis)
  • 不老不死の霊薬(L'Élixir de longue vie)
  • 追放者(Les Proscrits)
  • ルイ・ランベール(Louis Lambert)
  • セラフィタ(Séraphîta)

分析的研究

  • 結婚の生理学(Physiologie du mariage)
  • 結婚生活の小さな悲惨(Petites misères de la vie conjugale)
  • 社会生活の病理学(Pathologie de la vie sociale)

関連項目



出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Readerz.Netトップページに戻る | 前のページに戻る