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たのしい川べ (岩波少年文庫 (099))

ケネス・グレーアム
E.H.シェパード
単行本
岩波書店
404ページ
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たのしい川べ―ヒキガエルの冒険

ケネス・グレーアム
E.H.シェパード
単行本
岩波書店
359ページ
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ものぐさドラゴン (世界こどもの文学)

ケネス・グレーアム
西川 おさむ
単行本
金の星社
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たのしい川べ (岩波世界児童文学集)

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単行本
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大切な一冊が見つかる 岩波少年文庫セット(35冊)

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ものぐさドラゴン (1978年) (世界こどもの文学)

ケネス・グレーアム
西川 おさむ

金の星社
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やなぎに吹く風―ヒキガエルの冒険 (しかけえほん)

ケネス グレーアム
バベット コール
大型本
大日本絵画
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著者の詳細

ケネス・グレアム

ケネス・グレアムKenneth Grahame、1859年3月8日 - 1932年7月6日)は、イギリス・スコットランドの小説家。ケネス・グレーアムとも表記される。ケネス・グラハムという表記も見られるが、これは誤転写である。 児童文学の名作として知られる『たのしい川べ』(The Wind in the Willows、1908年)の作者として有名。

生涯

1859年、スコットランドのエディンバラに生まれる。三歳上に姉ヘレン、一歳上に兄トマス・ウィリアムがいた。父親のジェイムズ・カニンガム・グレアムは弁護士をしていたが、性格の弱さが禍して家族の生活は不安定だった。グレアムが五歳になったとき、母エリザベスが弟ローランドを出産してまもなく猩紅熱で亡くなる。その後、ケネスたち兄弟は父とわかれて、イングランドのバークシャー州クッカム・ディーンに住む母方の祖母と共に暮らした。 五歳のグレアムにとって、この田舎町での牧歌的な生活は孤独ではあったが、近くを流れるテムズ川とその回りの自然や小動物たちに親しみを感じた。両親と別れ、思いのままにならない日々を送らねばならなかった少年ケネスにとって、自然は避難場所であり、魔法の国でした。

「四つから七つまでの記憶のほか、あとは、とくに覚えていることは、何もない」。 これは、後に大人になってからグレアムが人に語った言葉です。

その後、オックスフォードのセントエドワーズ校において彼は傑出した生徒であり、オックスフォード大学への入学を希望したが、学費の問題で許してもらえなかった。代わりに彼はイングランド銀行へ働きに出され、以後、1908年に体調を崩して退職するまでそこで働き続けた。

しかしその間、ロンドンの芸術家たちのたまり場であるレストランで、学者や芸術家たちと知り合いになり、そこで彼はそれまでとは全く違った人々に出会っていく。そうしたなか、オックスフォード新辞典を編纂することになった言語学者のフレデリック・ファーニヴァル博士の勧めで、古典文学の研究会にも出席している。さらに、グレアムはそのころ名の高かった文学者とも、友人としてつきあう幸運を得ていった。こうして彼は、自らもひとりひそかに詩や随筆を手帳に書きしるすようになり、そして1890年ころからグレアムの随筆は、あちこちの有名な文芸雑誌に出はじめた。それらの随筆は後に、『黄金時代』(1895年)や『夢の日々』(Dream Days,1898年)といった短編集にまとめられて出版された。そして、それらの作品によってグレアムは名声と成功を手にする。

作家活動の一方で銀行員として働いていたグレアムだが、地位も年とともに上がり1898年に総務部長に昇進した。その前年には仕事先の家で三歳年下のエルスペス・トムソンと知り合い、1899年に四十歳で結婚し、そのつぎの年、男の子が生まれアラステアと名付けられた。

そして、前作から十年後の1908年にイギリスのメスエンという出版社から、今日グレアムの名を不朽にしている『たのしい川べ』が出版された。この物語はもともと、彼が息子アラステアのために執筆し、そのことで物語の主人公である「ヒキガエル屋敷のヒキガエル」」のわがままぶりを親子で分かち合ったのである。しかし彼の結婚は不幸せなものであった。というのも彼の唯一の子供であった息子アラステアは生まれた時から片目が見えず、その短い生涯の間ずっと健康の問題で苦しみ続けた。アラステアはついには自殺してしまうが、父グレアムの気持ちとは無関係に、その死因は事故死と記録された。

彼の代表作である『たのしい川べ』は、それまで何人かの有名な画家によって挿絵がつけられてきたが、1931年の版には『クマのプーさん』の挿絵も描いたE・H・シェパードによって、物語に登場する小動物たちの世界が、はじめて生き生きと描かれた。 シェパードがその挿絵を描く際にグレアムを訪れたとき、彼はもういっしょに川べを歩くことができないほど衰えていたが、どの辺りを歩けばよいかをシェパードに教えたという。そして、彼はこう言ったそうです。「どうか、この動物たちを親切に描いてください。私は、彼らを愛しているのです。」

ケネス・グレアムは1932年、イングランドのバークシャー州パングボーン(Pangbourne)で没し、オックスフォードのホーリーウェル共同墓地に埋葬された。現在、彼の墓のそばにはアメリカのSF作家ジェイムズ・ブリッシュの墓がある。

著書

  • Pagan Papers (1893年)
  • 『黄金時代』 (The Golden Age、1895年)
  • Dream Days (1898年)
  • 『おひとよしのりゅう』 (The Reluctant Dragon、1898年)
  • The Headswoman (1898年)
  • 『たのしい川べ』 (The Wind in the Willows、1908年)
  • 『おさわがせなバーティくん』(Bertie's Escapade 、1949年)

日本語訳

  • 『黄金時代』
    三宅興子・松下宏子編訳、翰林書房、2018年1月、ISBN 978-4877374167。
  • 『おひとよしのりゅう』
    石井桃子訳、学習研究社、1966年2月(初版)
    石井桃子訳、学研プラス、2018年1月(復刊)
  • 『たのしい川べ:ヒキガエルの冒険』(岩波の愛蔵版)
    石井桃子訳、岩波書店、1963年11月、ISBN 978-4001108170。
  • 『たのしい川べ』(岩波少年文庫)
    石井桃子訳、岩波書店、2002年7月、ISBN 978-4001140996。
  • 『おさわがせなバーティくん』
    中川千尋訳、徳間書店、2000年9月、ISBN 978-4198612443。

脚注・出典

関連項目

  • イギリス文学
  • 児童文学
  • A・A・ミルン - 「たのしい川べ」を元にした戯曲を製作。
  • ジョン・ラター - 「たのしい川べ」および「おひとよしのりゅう」を元にした音楽物語を作曲。
  • 楽しいウイロータウン - 「たのしい川べ」を元にした日本のアニメ作品。
  • ケロヨン - 「たのしい川べ」を元にした日本の着ぐるみ劇「カエルのぼうけん」の主人公。
  • イカボードとトード氏 - 「たのしい川べ」を元にしたディズニーのアニメーション作品。
  • リラクタント・ドラゴン - 「おひとよしのりゅう」を元にしたディズニーのアニメーション作品。

外部リンク

  • Kenneth Grahameの作品 - プロジェクト・グーテンベルク
  • Kenneth Grahame: 「たのしい川べ」に対する評判(英文)


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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