Readerz.Netトップページに戻る | 前のページに戻る

関連商品
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
悪魔の詩 下

サルマン・ラシュディ
単行本
新泉社
337ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
恥 (Hayakawa Novels)

サルマン・ラシュディ
Salman Rushdie
単行本
早川書房
334ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
Imaginary Homelands: Essays and Criticism 1981-1991

Salman Rushdie
ペーパーバック
Vintage
448ページ
¥ 1,628
カスタマーレビューはありません。
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
ムーア人の最後のため息

サルマン・ルシュディ
寺門 泰彦
単行本
河出書房新社
464ページ

The Enchantress of Florence (Charnwood)

Salman Rushdie
ハードカバー
Ulverscroft Large Print Books Ltd
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
The Ground beneath Her Feet: A Novel

Salman Rushdie
ペーパーバック
St Martin's Press
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
ジャガーの微笑―ニカラグアの旅 (越境の文学 文学の越境)

サルマン・ラシュディ
Salman Rushdie
単行本
現代企画室
182ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
真夜中の子供たち〈上〉 (Hayakawa Novels)

サルマン・ラシュディ
Salman Rushdie
単行本
早川書房
291ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
真夜中の子供たち〈下〉 (Hayakawa Novels)

サルマン・ラシュディ
Salman Rushdie
単行本
早川書房
283ページ
Amazon.co.jpで商品の詳細を表示
悪魔の詩 上

サルマン・ラシュディ
単行本
新泉社
301ページ
書籍の詳細

悪魔の詩

悪魔の詩』(あくまのし、あくまのうた、訳書にルビはない。原題:The Satanic Verses)は、1988年に発表された、イギリスの作家サルマン・ラシュディがムハンマドの生涯を題材に書いた小説である。日本では、筑波大学助教授五十嵐一(いがらし ひとし)によって日本語訳(『悪魔の詩(上・下)』、新泉社、1990年)がなされた。

イギリスでは1988年ブッカー賞最終候補となり、また同年のホワイトブレッド賞小説部門を受賞するなど高い評価を得る一方、現代の出来事や人物に強く関連付けられた内容がムスリム社会では冒涜的であると受けとられ、激しい反発を招いた。この結果、一連の焚書騒動、イラン最高指導者ホメイニによるラシュディの死刑宣告に続き各国の翻訳者・出版関係者を標的とした暗殺事件が発生した。

あらすじ

イスラーム批判

イスラームの聖典クルアーン中には神の預言として、メッカの多神教の神々を認めるかのような記述がなされている章句がある。後に預言者ムハンマドは、その章句を神の預言によるものではなく悪魔によるものだとしたが、ラシュディはこれを揶揄したとされる。具体的に言うと、原題の The Satanic Versesはクルアーンそのものを暗示しているとも見られる。この他にも、ムハンマドの12人の妻たちと同じ名前を持つ12人の売春婦が登場するなどイスラームに対する揶揄が多くちりばめられておりイスラームに対する挑発でもあったとされる。

死刑宣告とその影響

『悪魔の詩』の出版は、その直後から国内外のムスリムに反発を生み、10月にインド政府はこの本を発禁とした。イギリスでは12月2日にマンチェスターのボルトンで8000人のムスリムが本書の発禁を求めるデモを行ない、翌年1月14日にはブラッドフォードで本書を焼くパフォーマンスを行なった。少数派のムスリムの政治運動としては最大の動きだったが、イギリスでもほとんど報道されることがなかった。

世界中の注目を集めたのは、1989年2月14日、イランの最高指導者ルーホッラー・ホメイニーによる著者のラシュディ、及び、発行に関わった者などに対する死刑宣告であった。死刑宣告はイスラム法の解釈であるファトワー(fatwa)として宣告された。ラシュディはイギリス警察に厳重に保護された。

  • 1989年2月15日 - イランの財団より、ファトワーの実行者に対する高額の懸賞金(日本円に換算して数億円)が提示された。
  • 1989年6月3日 - 心臓発作のためホメイニーが死去。ファトワーの撤回は行われなかった。ファトワーは発した本人以外は撤回できないので、以後、撤回することはできなくなった。
  • 1991年7月11日 - 日本語訳を出版した五十嵐一が勤務先の筑波大学にて殺害され、翌日に発見された(悪魔の詩訳者殺人事件)。他の外国語翻訳者も狙われた。イタリアやノルウェーでは訳者が何者かに襲われ重傷を負う事件が起こった。
  • 1993年 - トルコ語翻訳者の集会が襲撃され、37人が死亡した。
  • 1998年 - イラン政府は、ファトワーを撤回することはできないが、今後一切関与せず、懸賞金も支持しないとの立場を表明。
  • 2006年7月11日 - 悪魔の詩訳者殺人事件で(実行犯が1991年から日本国内に居続けたと仮定した場合の)公訴時効が成立した。
  • 2012年9月16日 - AFP通信の報道によると、イランの強硬派宗教財団がラシュディの処刑実行者に対する懸賞金をこれまでより50万ドル上積みして330万ドル(約2億5400万円)とし、アメリカ人が制作した映画『イノセンス・オブ・ムスリム』において預言者ムハンマドへの侮辱的表現がなされていた件を受けて中東各地で反米デモが拡大していることに関連して、「(ラシュディ殺害)実行に最もふさわしいタイミングだ」と訴えた。

参照

関連項目

  • 反イスラーム主義
  • ムハンマド風刺漫画掲載問題
  • 悪書追放運動
  • 悪魔の詩訳者殺人事件
  • 神曲 - ダンテ・アリギエーリの著書。本書中ではムハンマドやアリーが地獄の最下層付近に堕とされている描写があるため、イスラム圏では禁書扱いとなっている。
  • ダッバーワーラー - 主人公の一人、ファリシュタと父がやっていた仕事。弁当配達人。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Readerz.Netトップページに戻る | 前のページに戻る