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ジェーン・エア(下) (新潮文庫)

シャーロット・ブロンテ
大久保 康雄
Kindle版
新潮社
449ページ
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ジェーン・エア (上) (新潮文庫)

C・ブロンテ
大久保 康雄
文庫
新潮社
428ページ
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ジェーン・エア(上) (新潮文庫)

シャーロット・ブロンテ
大久保 康雄
Kindle版
新潮社
428ページ
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ジェーン・エア (下巻) (新潮文庫)

C・ブロンテ
大久保 康雄
文庫
新潮社
449ページ
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ジェーン・エア Jane Eyre (ラダーシリーズ Level 2)

シャーロット・ブロンテ
単行本(ソフトカバー)
IBCパブリッシング
216ページ
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Jane Eyre ジェーン・エア ラダーシリーズ

シャーロット・ブロンテ
Kindle版
IBCパブリッシング
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ジェーン・エア 英和対訳 英文学コミックシリーズ

シャーロット・ブロンテ
中野里美
Kindle版
株式会社一灯舎
270ページ
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ジェーン・エア (サンマーク文庫コミック版―世界の名作)

C.ブロンテ
文庫
サンマーク出版
223ページ
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ジェーン・エア (Newton Classics)

シャーロット ブロンテ
沢田 京子
単行本
ニュートンプレス
111ページ
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ジェーン・エア (直読直解アトム英文双書 (39))

C.ブロンテ
新書
学生社
108ページ
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書籍の詳細

ジェーン・エア

ジェーン・エア』(原題:Jane Eyre)は、シャーロット・ブロンテの長編小説。1847年刊。当初はカラー・ベルという男性の筆名で出版した。

孤児ジェーンが、家庭教師として住み込んだ家の主人と結ばれるまでを描く。当時の社会に反抗した主人公は新しい女性像を提供し、多大な反響を呼んだ。

作品解説

小説のヒロインはたいてい美人に描かれるが、この作品のヒロイン(ジェーン・エア)は美人ではない。しかも孤児であることに対する不満、男女平等意識という反骨精神を描き、また女性から告白するということも、当時の社会常識から大きく逸脱した行為である。財産や身分にとらわれず、自由恋愛して結婚するという点は、ヴィクトリア朝の文学において画期的であった。

作品中に登場するローウッド学院は、作者シャーロットもかつて通ったカウアン・ブリッジ校がモデルである。教師も実在の人物がモデルで、この学校は生徒管理が行き届いておらず、実際にチフス患者が出ている。シャーロットの姉マリアとエリザベスの2人も、ここで肺炎にかかり死亡した。ヘレン・バーンズのモデルは、姉マリアである。のちにこの学校は、ギャスケル夫人が『シャーロット・ブロンテの生涯』で取り上げ、社会問題に発展した。

あらすじ

ジェーン・エアは孤児となり、リード夫人とその子供達から差別されて怒りと悲しみの中で育つ。9歳になった頃、寄宿学校ローウッド学院に送られ、そこで優しいテンプル先生ヘレン・バーンズと出会う。ヘレンの深い信仰心と寛大さにしだいに尊敬の念を抱くようになるが、折しもローウッドでは不衛生の問題からチフスが大流行し、ヘレンは結核にかかり死亡する。後になってローウッド学院は環境・食事の汚染が世間に暴かれて改善される。

生徒として6年間、教師として2年間ローウッドで過ごした後、ジェーンはソーンフィールド邸で家庭教師として雇われる。そこで当主ロチェスターとの身分を超えた恋愛を経験し結婚を申し込まれるが、結婚当日になって狂人の妻の存在が判明する。当時の法律ではキリスト教に基づいて重婚は厳罰であり、深く悩んだジェーンは神に救いを求め、「神が与え人間が認めた法や道徳は誘惑がないときにあるものではない」と彼を諭し、一人黙ってソーンフィールドを去る。路頭に迷い、行き倒れになりかけたところを牧師セント・ジョンとその妹、ダイアナメアリーに助けられ、その家へ身を寄せることになる。しばらくしてジョンとその妹たちがジェーンのいとこであることが判明し、1年間をともに過ごして勉学に励む。セント・ジョンに神の忠実な僕として宣教師の妻になりインドへ同行することを求められる。彼には恋愛感情のないことを知っていて深く苦悩する。信仰心からジョンの申し出を受けようとしたとき、嵐に紛れて頭の中にロチェスターの自分を呼ぶ声を聞き、ジョンを拒んで家を出た。

その後旅館の主から火事でロチェスター夫人が亡くなり、ロチェスター自身も片腕を失って盲目になったことを知る。彼のもとを訪ね、財産も年齢も健康な体でさえも愛の前には何ら障害でないと彼を諭し、結婚することを自ら誓って2人は静かに結婚式を挙げる。

登場人物

ジェーン・エア
ヒロイン。美人ではないが、意志の強い孤児。叔母のもとで、虐待されながら育つ。ロチェスター家の長女のガヴァネスとして雇われる。
エドワード・フェアファックス・ロチェスター
貴族。さほど端整ではないが、ジェーンを愛している。ジェーンと恋に落ちるまでは、狂人の妻がいた。
リード
亡き夫に頼まれてジェーンを子供たちと一緒に育てる。ジェーンを生理的に嫌っており、虐待していた叔母。
ヘレン・バーンズ
ジェーンとは、ローウッド学院で出会った親友。肺病にかかり死亡。
ブロクルハースト
ローウッド学院時代の院長。
セント・ジョン・エア・リバース(当時の発音で正しくは「シンジン」)
牧師であり、ジェーンの従兄。

主な日本語訳

以下は代表的なもの。他にも多数の日本語訳がある。

  • 遠藤寿子訳『ジェイン・エア』改造社、1930年 / 岩波文庫、上下巻、1957年 / 岩波文庫、改版、上下巻、1988年7月
  • 大久保康雄訳『ジェーン・エア』岡倉書房、1949年 / 新潮文庫、上下巻、1953年 / 新潮文庫、改版、上下巻、1993年3月、新装改版、2012年5月
  • 阿部知二訳『ジェイン・エア』講談社「世界文学全集」、1955年 / 河出書房新社「河出世界文学全集」1989年
  • 田部隆次訳『ジェーン・エア』角川書店、1956年 / 角川文庫、1996年5月
  • 神山妙子訳『ジェーン・エア』旺文社文庫、上下巻、1967年
  • 村岡花子訳『ジェーン・エア』岩崎書店、1967年 / 岩崎書店「世界の名作文学」、1985年
  • 吉田健一訳『ジェイン・エア』集英社「世界文学全集」、1968年 / 集英社文庫、1979年1月
  • 小池滋訳『ジェイン・エア』みすず書房「ブロンテ全集2」、1995年5月
  • 田中晏男訳『ジェーン・エア』英伝社「ブロンテ姉妹集」、上下巻、2002年8月 - 12月
  • 小尾芙佐訳『ジェイン・エア』光文社古典新訳文庫、上下巻、2006年11月
  • 南亜希子訳『ジェイン・エア』ハーレクイン(抄訳)、2007年12月
  • 河島弘美訳『ジェイン・エア』岩波文庫(新訳)、上下巻、2013年9月 - 10月

映像化

有名な作品なだけに何度も映像化されている。

  • ジェーン・エア (1943年の映画) - 監督:ロバート・スティーヴンソン。出演:オーソン・ウェルズ、ジョーン・フォンテイン。
  • ジェーン・エア (1970年の映画) - 監督:デルバート・マン。出演;スザンナ・ヨーク、ジョージ・C・スコット。
  • ジェイン・エア (1983年のテレビドラマ) - 監督:ジュリアン・エイミーズ。出演:ティモシー・ダルトン、ズィーラ・クラーク。
  • ジェイン・エア (1996年の映画) - 監督:フランコ・ゼフィレッリ。出演:ウィリアム・ハート、シャルロット・ゲンスブール。
  • ジェイン・エア (2006年のテレビドラマ) - 監督:スザンナ・ホワイト。出演:ルース・ウィルソン、トビー・スティーブンス。
  • ジェーン・エア (2011年の映画) - 監督:キャリー・ジョージ・フクナガ。出演:ミア・ワシコウスカ、ミヒャエル・ファスベンダー。

ミュージカル

2000年9月からブロードウェイでロングラン上演されたミュージカル化作品。その年のトニー賞作品賞、主演女優賞など主要5部門にノミネートされた。ドラマ・デスク賞では最優秀主演女優賞を受賞した。『レ・ミゼラブル』でも知られる演出家ジョン・ケアードは、母国イギリスを舞台にした長編小説を元に自ら脚本(作詞)を執筆し、ドラマ性の高いミュージカルとして仕上げた。作曲はポール・ゴードン。

2009年9月日生劇場にて、日本初演が行われた。演出はブロードウェイ版と同じくジョン・ケアードで、日本初演に合わせて脚本・音楽を再構成し、完全版と評される舞台となる。主演は松たか子で、ミュージカルでの初めての単独主演作品となった。一人称で綴られた原作を踏まえ、主人公ジェーンが物語の語り手も兼ねたことで、松は2時間45分程の舞台にほぼ出ずっぱりであった。その圧倒的な存在感と22曲を熱唱する演技で深い感動を呼び、第35回菊田一夫演劇賞を受賞するなど賞賛を浴びた。両脇に観客席を設けた広い舞台上には枯れた巨木が影を落とす荒涼とした大地が広がり、屋敷の装置は登場せずにその開放的な空間で物語は展開する。観客の想像力を重視する、ミュージカルとしては大胆な演出であった。再演の呼び声が高い作品としても話題となる。

2012年10月日生劇場、11月博多座にて再演が決定した。キャッチコピーは劇中歌でもある“愛する勇気を、信じること”。

キャスト

2009年日本初演時
  • ジェーン・エア:松たか子
  • エドワード・フェアファックス・ロチェスター:橋本さとし
  • リード:伊東弘美
  • ヘレン・バーンズ:さとう未知子
  • ブロクルハースト:壌晴彦
  • ブランチ・イングラム:幸田浩子
  • フェアファックス夫人:寿ひずる
  • スキャチャード先生/バーサ・メイスン 他:旺なつき
  • ジェーンの母/ソフィ 他:山崎直子
  • ジェーンの父/シンジュン・リバース 他:小西遼生
  • リチャード・メイスン:福井貴一
  • ロバート:小西のりゆき
  • グレース・プール 他:鈴木智香子
  • リア 他:安室夏
  • ベッシー 他:谷口ゆうな
  • ロージー 他:山中紗希
  • エイブラハム:阿部よしつぐ
2012年再演時
  • フェアファックス夫人:寿ひずる
  • スキャチャード先生/バーサ・メイスン 他:旺なつき
  • ジェーンの母/ソフィ 他:山崎直子
  • ブランチ・イングラム:辛島小恵
  • ジェーンの父/シンジュン・リバース 他:小西遼生
  • リチャード・メイスン:福井貴一

関連項目

  • シェリダン・レ・ファニュ
  • ジーン・リース

外部リンク

  • 十一谷義三郎訳 ジエィン・エア - 物語倶楽部のインターネットアーカイブ。
  • ミュージカル『ジェーン・エア』公式サイト - 2012年10月日生劇場公演の公式サイト。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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